奏楽メンバーによるブログがスタート!【そらブログ vol.1】
皆様、こんにちは。
今日から始まる【そらブログ】。
奏楽のメンバーが、奏楽の活動に関することや最近気になることなど、
自分の言葉でお伝えしていきます。
演奏家の日常や意外な一面などもあるかも…?
お楽しみいただければ幸いです。
トップバッターは、ピアノの前田朋子がお送りいたします。
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先日、札幌市中央区旭丘にある《奥井理ギャラリー》にて、
奏楽の“とあるコンサート”のリハーサルが行われました。
そのコンサートとは…
2009年にスタートし、奏楽の初夏の風物詩としてもおなじみの
『モーツァルト協奏曲連続演奏会』です。
新型コロナウィルスの影響で、昨年は開催できませんでしたが、
「コロナ禍のなかでも、皆さんに演奏をお届けしたい!」
「10年以上続けてきたこのシリーズを、完結させたい!」
という想いから、
感染対策をして、縮小した編成での「収録配信」という形で、
この演奏会を再開することにしました。
ソリストは、いつものオーケストラとではなく、
「弦楽四重奏版に編曲されたオーケストラパート」と共に演奏します。
今回私は裏方として参加し、リハーサルをずっと聴いていました。
ソリスト+弦楽四重奏、つまり、たった5人での協奏曲の演奏。
オーケストラの時よりもずいぶんと寂しい雰囲気になるのではないか…?
などと、心配もあったのですが、
それは全くの杞憂でした。
奥井理ギャラリーの素敵な空間の中で、
ソリストや弦楽四重奏のメンバーが本当に生き生きと、
楽しそうにモーツァルトを演奏している姿に、
素直に感動を覚えました。
そして、10年以上、自分たちでこのシリーズを続けてきたからこそ、
久しぶりに、いつもとは違う形で演奏しても、
「モーツァルト協奏曲連続演奏会」のあの空気が、
一瞬にして戻ってきたように感じました。
これまで何度もこのシリーズでソロを弾いている
ピアノの森希美さんは、リハーサルのあと、
「久しぶりにこの緊張感を思い出しました」と笑顔で話し、
本番前のワクワク、ドキドキとした独特の雰囲気を
楽しんでいる様子が伝わってきました。
とはいえ、弦楽四重奏版での演奏は、オーケストラよりも緻密なアンサンブルが必要となり、
一人一人の役割も大きくなります。
少しでも良い演奏を皆様にお届けしたいと、細部まで妥協せずに練習を続ける姿からは、
演奏家としても多くの刺激を受けました。
収録の本番が楽しみになり、私自身も、
「ぜひ多くの皆さんに楽しんでいただきたい」という想いがさらに強くなった一日でした。
収録は6月中に行われ、編集を経て7月中には
奏楽YouTubeチャンネルにて配信開始する予定です。
どなたでも無料にてご視聴いただけますので、
ぜひチャンネル登録をお済ませの上、お楽しみください。
↓チャンネル登録はこちらからどうぞ↓
https://www.youtube.com/channel/UCY9EgE9n6asX3NddMUUSk-Q
《奏楽・モーツァルト協奏曲連続演奏会 ~収録配信・第1回~》
曲目
モーツァルト作曲
ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調
ピアノ協奏曲第26番 ニ長調「戴冠式」
出演
ヴァイオリンソロ:廣瀬綾
ピアノソロ:森希美
弦楽四重奏メンバー
第1ヴァイオリン:小林佳奈
第2ヴァイオリン:田島理恵
ヴィオラ:今井佑佳
チェロ:山田慶一