エルガー・ヴァイオリンソナタ【そらブログ vol.5】
皆様こんにちは。
ヴァイオリンの小林佳奈です。
今月14日(水)に、アンサンブルグループ奏楽としては久しぶりの、有観客での自主公演が行われます。
その名も、『奏楽・音楽の小部屋 in時計台』です。
今回のプログラムを決めるにあたり、何かヴァイオリンソナタを1曲入れることになり、
イギリスの作曲家、エルガーのヴァイオリンソナタを選びました。
学生の頃に、五嶋みどりのCDで初めてこの曲を聴いて以来好きになり、
いつか弾いてみたいと思っていた曲です。
この曲が作曲された1918年は、第一次世界大戦の最中で、エルガーは田舎の別荘に引き込もり、
このソナタを書き上げました。
また、この年はスペイン風邪が大流行した年でもありました。
当時の厳しい状況や絶望感が作品によく表れていて、
偶然にも現在のコロナ禍に共通するものがあるのかな、と思いながら、練習を続けています。
プログラムはほかにも、バッハの『オーボエとヴァイオリンのための協奏曲』や、
ドビュッシー・フォーレの作品など、盛りだくさんでお届けいたします。
また、今回は新しい試みとして、有料での配信も行います。こちらは生配信ではなく、
編集した映像を後日YouTubeのURL(限定公開)にして、お申込みいただいたお客様にお送りさせていただきます。
コロナ禍で外出が不安な方や遠方にお住まいの方にも、お楽しみいただきたいと思います。
私たちの想いの詰まったコンサートを、ぜひお聴きいただけたら嬉しいです。
皆様のご来場、ご視聴を心よりお待ち申し上げております。
『奏楽・音楽の小部屋 in 時計台』
7月14日(水)19:00開演
札幌市時計台ホール
出演:岩崎弘昌(オーボエ)、小林佳奈(ヴァイオリン)、前田朋子(ピアノ)
入場料:2,000円(限定50席)※代金の事前支払い(お振込み等)をお願いしております。詳しくは、事務局にお問い合わせください。
配信視聴料:2,000円(YouTube限定公開URLを後日お送りいたします。)
お申込み:奏楽事務局 電話 070-5611-9464 メール sora-i-2008@mail.goo.ne.jp (Facebookのメッセージでも承ります)