ねがい 広島・原爆記念日に寄せて【そらブログ vol.16】
皆さん、こんにちは。
チェロの有田文です。
8月6日(土)札幌市教育文化会館小ホールにて、
労音・札幌音鑑さまの8月例会「アンサンブルグループ奏楽コンサート」を開催していただきました。
休憩をはさんだ約2時間のコンサートで、
第1部はそれぞれが1曲ずつソロを演奏しました。
特にオペラ『ホフマン物語』より「オランピアのアリア」では、
ぜんまい仕掛けの人形役をソプラノの亀谷泰子さんが、
さらに人形のぜんまいを巻く役を岩崎さんが熱演。
客席が大いに沸きました。
続く第2部では、耳なじみのある曲や子供たちにも聴きやすい曲を選び、
進行役の前田さんの軽快なトークと共に、和やかにお楽しみいただけたと思います。
また、このコンサートが行われた8月6日が「広島原爆祈念日」でしたので、
プログラムの最後に、広島の中学生が作詞した『ねがい』という曲を聴いていただき、
広島で生まれ育った私の、平和への想いもお話させていただきました。
(コンサートで配布したプログラムには歌詞も掲載しました)
広島の子供たちは、毎年8月6日に夏休み登校日として「平和集会」を開きます。
原爆が投下された8時15分に黙とうをささげ、原爆の映画を観たりしました。
こうして過ごしたことで、私たちは決して8月6日を忘れることはありません。
ウクライナのこと、沖縄が本土返還50年だったこと、
世界平和への道のりはまだ遠いかもしれませんが、
一人一人の想いが風化することなく、祈り続けたいと思います。
明日は8月15日。
77回目の終戦記念日です。