奏楽

『モーツァルト協奏曲連続演奏会』の収録でした【そらブログ vol.9】

『モーツァルト協奏曲連続演奏会』の収録でした【そらブログ vol.9】

こんにちは、ヴァイオリンの田島理恵です。

札幌はだいぶ季節が進み、秋も深まってまいりました。

 

そんななか、先日、《第13回モーツァルト協奏曲連続演奏会(配信版)》の収録が

奥井理ギャラリーにて行われました。

 

 

奏楽は、札幌在住の音楽家が、

「北海道の隅々まで音楽をお届けしよう!」

「室内楽をたくさん経験してアンサンブルをもっと学びたい!」

という想いで発足しました。

 

“モーツァルトの協奏曲をすべて演奏する”

それは何年かかるかわからないけれど、奏楽が毎年行ってきた代表的な活動のひとつでした。

実現したらすごいなぁ、と思ったその時から、10年以上を経て、

今回の収録をもって、ひとまず完結。

目標としていた『ピアノ協奏曲27曲』『ヴァイオリン協奏曲5曲』をすべて演奏することができました。

 

振り返れば私は、このシリーズのすべてのコンサートに、出演させていただいたことになります。

そう考えると感無量、本当にありがたい経験です。

 

コロナ禍で、前回と、今回の最終回は収録という形になり、

(前回の様子はそらブログvol.2や、そらブログvol.3をご覧ください)

いつものホールでのコンサートとは違う形になりましたが、

配信ではより多くの方々に何度も楽しんでいただけるので、

今回の収録もたくさんの方々にご視聴いただけると幸いです。

 

収録では、オーケストラの伴奏を弦楽アンサンブルに編曲した楽譜を用いて、

4人、または5人で演奏しました。

私は両方とも、セカンドヴァイオリンとして参加させていただきました。

 

通常のオーケストラ伴奏では、弦楽器だけではなく、管楽器も活躍します。

今回は、管楽器パートのメロディーも、伴奏パートの誰かが演奏することになるため、

重音で演奏する(一度に2つ以上の音をおさえて演奏する)部分が多くなります。

個々の受け持つ割合が増え、伴奏パート一人一人の責任も大きくなり、

リハーサルでも、ハーモニーつくりやアンサンブルに苦労する場面もありました。

 

それでも少人数な分、それぞれが意見を出し合い、工夫しながら進めることができ、

本番では一体感のある演奏ができたと思っています。

 

ソリストの方々の演奏は素晴らしく、共演できてとても幸せな時間でした。

 

最終回となる第13回モーツァルト協奏曲連続演奏会(配信版)は、

ただいま絶賛編集中です!

配信開始日が決まりましたら、またお知らせいたします。

ぜひたくさんの方々にお聴きいただけますように♪

 

田島理恵

北星学園女子高等学校音楽科卒業。東京音楽大学器楽科(ヴァイオリン専攻)卒業。国内外のセミナー、マスタークラスを受講。これまでにヴァイオリンを藤田尚子、二村英之、佐藤良彦、浦川宜也、片山淑子の各氏に、室内楽を東彩子、瀬戸瑤子の各氏に師事。星音会定期演奏会、JRタワーそらのコンサート、東京音楽大学北海道支部コンサート等に出演。2012年モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第1番のソリストを務める。北海道を中心に演奏を続ける傍ら、後進の指導にもあたっている。札幌音楽家協議会会員。ヤマハ、札幌インターナショナル幼稚舎各ヴァイオリン元講師。北星学園女子高等学校ヴァイオリン特別授業講師。アルコ音楽教室主宰。

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